INTERVIEW

with

RIO
KAWAMURA

設計

川村 理桜

2014年入社
工学部生命物質工学科出身

水処理機器を
開発する仕事。

大学時代は化学系の学科で学び、4年次には「イオン交換樹脂」に関する研究を行いました。イオン交換樹脂とは水を処理する際に使われる物質で、その技術を使った製品が各メーカーから販売されています。その中の一社として、イオン交換樹脂を使った製品開発を行っているのが、川本製作所です。自分の知識を活かしたものづくりができる会社だと感じ、入社を志望しました。
当社の水処理機器は、井戸水をろ過するために使用されるものです。私が入社以来携わっているのがこうした機器の開発業務で、各支店から開発要望を受けた製品や、技術部が立案した製品を設計しています。入社してから約3年間は設計者の補助という立場で、メーカーから調達した「ろ過材」の性能や、組立性など製品構造を評価する業務に携わりました。その後、4年目からは設計業務を担当し、製品コンセプトの立案や製品設計などの業務に携わっています。

水処理機器を開発する仕事。

CAREER

  • 2014年
    入社、岡崎工場技術部設計三課に配属

初めて自分で設計を
担当した製品。

今まで経験した仕事の中で印象に残っているのは、4年目の時に初めて一から設計業務を任された時のことです。既存製品を上回る性能の実現をめざし、さまざまな構造を検討しては試験を繰り返しました。何度もトライアンドエラーを重ね、一番手応えがありそうなものをピックアップし、それをさらに改善していくという業務です。ようやく性能面で良い結果が出たとしても構造的な面で強度が不足するなど、次々に課題が発生しました。上司や先輩、協力工場の方などにアドバイスをもらいながら、2年ほどかけてようやく量産化を実現。前機種を上回る性能と、特許機構を備えた製品に仕上げることができました。
課題に直面した際に私が意識したのは、最初から先輩に質問するのではなく、まず自分でトライし、失敗した結果をふまえて質問することです。学生時代に化学を学んできた私にとって機械設計は専門外の分野でしたが、実務を通して専門知識を身につけてきました。自分が設計した製品がリリースされた時は、「いよいよ製品が市場に出ていく」という喜びと緊張感の両方を感じました。

初めて自分で設計を担当した製品。

望む仕事に
挑戦させてくれる会社。

製販一体のメーカーである当社の特徴は、現場からの情報が届きやすいことです。営業担当者からの改善要望を受けたり、製品の構想についての感触を確認したりしながら、ものづくりができる環境があります。私の今後の目標は、より多くの水質に対応した製品ラインナップをそろえることです。地域によってさまざまな井戸水質がある中、まだまだ当社の水処理機器では対応できないケースもあります。全国各地のお客様の困りごとにお応えし、当社の顧客満足度を高められる製品をつくりたいと思っています。
川本製作所は、意欲のある社員に挑戦の機会を与えてくれる会社です。また、「こういう勉強をしたい」と手を上げれば、社外のセミナーや研修に参加することもできます。私自身も以前、社外の設計技術研修に5か月ほど通わせてもらい、設計に必要な知識を身につけることができました。「男性だから」「女性だから」という垣根がなく、どんな仕事にも関われるのが当社の魅力です。「ものづくりをバリバリやってみたい」という人にぴったりの会社だと思います。

1DAY

  • 9:00-11:45
    設計業務:デスクワークがメインです。(開発計画の検討、図面作成、試験結果まとめ等の製品開発に関わる業務)
  • 11:45-12:30
    昼休憩
  • 12:30-16:30
    設計業務を行います。・現場作業:開発製品に関する試験実施・デスクワーク:午前の続き・水処理グループ内の打ち合わせ(進捗と開発方向性の検討)
  • 16:30-17:10
    設計者と設計補助者によるミーティングを行います。(補助者からの試験結果FB,明日以降の試験の方向性等検討)
  • 17:10-18:00
    残務がある場合は残業をします。

休日の過ごし方

とにかく食べることが趣味で、特にここ数年はパン屋さんの探索にはまっています。旅先などでもその土地で有名なパン屋さんに立ち寄る日程を入れ、お土産として持ち帰り、コーヒーと共に家で堪能するなどして楽しんでいます。SNSやテレビなどで気になるお店をストックしておき、休日に暇があれば車を走らせています。

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