INTERVIEW

with

MASAYUKI
TAUCHI

品質保証

田内 雅之

2013年入社
工学部機械システム工学科出身

製品の量産化を実現する仕事。

私は新製品の開発業務の中で「量産試作」と呼ばれる業務を担当しています。量産試作とは、設計担当者による設計・試作を受け、試作品を円滑に量産化させる仕事です。量産を想定して製作した量産試作品を使用し、「定められた品質の基準を満たしているか」「設計ミスはないか」「組立作業や製品検査が適切か」など、さまざまな検証を行います。
量産試作の流れの中で最初に行うのが、設計担当者からの引き継ぎです。試作段階での問題点などの情報を把握した後、協力工場に部品を発注します(量産を想定した形で部品を製造していただき、私たちも立ち会います)。そこで製造した部品を使って行われるのが、実際の生産ラインでの組立です。組み上がった製品の評価を試験場で行い、製品として使っても問題ないことを検証してようやく量産開始になります。わずかでも検証不足の点があれば市場クレームにつながるため、常に抜けのない検証が求められます。

製品の量産化を実現する仕事。

CAREER

  • 2013年
    入社、量産試作課へ配属。量試担当の補助者として業務取り組み
  • 2015年
    量産試作担当の業務取り組み

意思疎通の大切さを実感した出来事。

これまで経験した業務で特に印象に残っているのが、入社4年目の時にある主力製品のモデルチェンジが行われ、その量産試作を担当したことです。量産試作品の評価や部品改良などが終わって無事に量産が開始されるはずでしたが、量産初ロットの出荷検査で不合格が多発してしまいました(製造ラインが停止した時はとても焦りました)。迅速に原因を突き止めて対策しなければ、量産をスタートすることはできません。上司や先輩のアドバイスを受けながら不具合の原因を探り、何とか早期に改善することができました。
この問題は、ある部品の精度のばらつきによって生じたものです。部品メーカーに対して「この部品の精度がなぜ重要なのか」という事前の意志疎通が十分でなく、それが不具合の遠因になっていたことが分かりました。情報をきめ細かく共有しながらものづくりを進めていくという、コミュニケーションの大切さを実感した出来事です。自分の責任の重さを改めて感じ、一歩成長するきっかけになりました。

意思疎通の大切さを実感した出来事。

製販一体メーカーならではのやりがい。

量産試作という仕事の面白さは、部品の製造から製品の組立、試験場での評価など幅広い業務に携われることです。製品が納品された後の現場に立ち会うこともあり、「製販一体メーカーで働いていて良かった」と感じる場面がたくさんあります。
また、当社の魅力として実感しているのは、若手のうちから責任ある業務を任せてもらえることです。私自身も入社3年目から機種の担当を持ち、責任感を持って仕事をしてきました。もちろん思う通りに業務が進まないこともありますが、失敗をして自分の仕事を見直すことも、貴重な経験値になります。若手社員が何かに挑戦する際に周囲がきちんとフォローする文化が、当社にはしっかりと根付いていると思います。
私の今後の目標は、新製品の「苦情ゼロ」を実現することです。実際の業務内容は担当する製品によってその都度変わりますが、「苦情ゼロ」というゴールは変わりません。量産試作という分野でさらに経験を積み、会社に貢献していきたいと思います。

1DAY

  • 9:00
    ラジオ体操、朝礼
  • 9:30
    テスト場にて試験を実施します。
  • 14:00
    試験終了。試験データのまとめを行います。
  • 15:00
    試験データを上司へ報告。
  • 16:00
    テスト場にて明日の試験準備を行います。
  • 17:00
    試験場や机の周りを整理整頓します。
  • 17:10
    退勤

休日の過ごし方

私は音楽を聴いたり観たりすることが好きで、最近は行けていませんがフジロックフェスティバルに学生時代から参加していました。標高1,000mの山の中で、自然を感じながらさまざまなアーティストを一日中観ることが出来る非日常空間は、他のどこでも味わうことは出来ません。

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