自動車部品メーカーから川本へ。
私は愛知県の出身で、以前は地元の自動車部品メーカーで働いていました。転職を考えた理由は、経済的により安定した環境で働きたいと思ったからです。転職フェアに参加した際、川本製作所の人事担当者から詳しく話を聞き、安心感を持って入社することができました。
2015年に入社して最初に配属されたのが、現在働いている福岡営業所です。以前の会社と同じ営業職ですが、取り扱う製品はまったく異なるため、ゼロから知識を身につけることが必要です。最初の数か月は先輩に同行しながら指導を受けました。
川本製作所の特徴だと感じるのが、お客様との距離の近さです。メンテナンス対応が必要な際などにすぐ現場に駆けつけることが徹底されており、お客様からもそうした対応を評価していただいています(福岡県内に3つの営業所があることも、迅速な対応が可能な理由です)。修理などの対応が無事に終わり、お客様から直接「ありがとう」という言葉をかけていただけた時が、仕事のやりがいを感じる場面です。
きめの細かい顧客訪問の大切さ。
私は現在、ビルやマンション向けのポンプから家庭用のポンプまで幅広い製品を取り扱っています。私が担当するお客様の中でもっとも多いのが、個人や少人数で経営されている設備業者のお客様です。事務所を訪問して打ち合わせを行うこともあれば、お客様の依頼を受けて現場を訪れることもあります。私が普段から意識しているのは、できるだけ頻繁にお客様を訪問し、きめ細かくコミュニケーションを取ることです。「この前の現場は大丈夫でしたか?」「また何かあったら言ってください」といった会話をするだけでも、お客様との関係づくりにつながります。そうして地道に関わりを築くからこそ、困った時に私の顔を思い出し、頼っていただけるのだと思います。
また、お客様の中には私と同年代の方もいて、その中には個人的に仲良くなった方もいます。誰も知り合いのいない状態から福岡での生活を始めた私にとって、そうしたお客様との関わりはありがたく、とても楽しいものでした。
福岡の市場が持つ可能性。
福岡では今、中心市街地の天神地区で規制緩和が進み、再開発プロジェクトが進んでいます。そうした中で今後期待されるのが、ビルの建て替えなど建築需要の拡大です。大きな可能性のある福岡という土地で今後も自分の力を発揮し、お客様への貢献をめざしていきたいと思います。
川本製作所でさまざまな経験を積む中で感じるようになったのが、自分自身の考え方や価値観の変化です。私は転職して初めて地元の愛知を出ましたが、新しい土地で未知の出来事を経験する喜びを知ることができました。また、私は福岡で結婚し、現在は家族のいる生活を送っています。それも転職後の大きな変化です。
今後は転勤の機会があると思いますが、そこで新たな出会いを経験し、さらに成長できることへの期待感があります(東京など大きな市場も経験してみたいと思っています)。部下を持った時、何を質問されても的確にアドバイスできるような頼れる上司になることが、私のめざす姿です。自分自身の引き出しを増やし、理想の将来像に近づきたいと思っています。